今年は思いのほか早く秋がやって来て、過ごしやすい毎日がつづいております。
みなさんいかがお過ごしでしょうか?
三月から毎月一回のペースでライブを行ってきた新生KOSMICの活動も十月で八ヶ月目を迎えます。二度と同じライブはやらないことをモットーに、さまざまな試みを重ねてきたこのバンドも、いよいよ秋刀魚のように油がのってまいりました!
9/13下北沢モナレコーズでのライブは、ドラム+アコギ+エレギという初めての編成、さらに”WHAT IS LIFE”ではKOSMICがハーモニカを持ってラップするという初めての試みにも挑戦しましたが、おかげさまでご好評のうちに幕を閉じました。
ちょっと盛り上がりすぎてしまったせいでしょうか。いつも楽しみにしているメンバー紹介を、うっかり忘れてしまいました。
そこで今回は、いつもライブでKOSMICを支えてくれている二人のメンバーについて詳しく紹介してみたいと思います。
まずは、On drums、菅田典幸(スガタノリユキ)。
まず名前がかっこいいです。
姿三四郎のようではないですか!
プレイの方も、まさに勝負師のように一瞬一瞬に集中したプレイ。本番でも、リハーサルでも、毎回違ったことをやります。
でもそれでもなりたってしまうところが、この人のスゴいところ。
「Kosmic Groove Lesson」というのを特別に開いてくれていて、リズムの秘密について、教えてもらっています。ニューアルバム『KOSMIC』のマスタリングをお願いした東京録音の塩田浩さんもそうなのですが、優れた音楽人というのは、直感的な面と理知的な面とが双方ともに際立った人を言うのかもしれません。まさに教授です。
教授といえば、坂本龍一。
バンドとしてのKOSMICをYMOにたとえると、天才=スガタさんが坂本龍一。プロデューサー的なKOSMICは細野晴臣、装飾部担当のハイジくんは高橋幸宏、となるでしょうか。
う~ん、ちょっと無理があったかもしれません。
むしろ、スガタさんはハンソロ船長、KOSMICはルーク・スカイウォーカー、ハイジくんはチューバッカー、という感じでしょうか。
つまり、ルークがいなければストーリーは始まらないけれど、一番かっこいいのはハンソロで、一番可愛くてしかも頼りになるのはチューバッカー。(『スターウォーズ』を観たことがない人にはなんのことか分からなかったですね)。
スガタさんとハイジくんは、KOSMIC以外にもnoom、FULL SWINGなどでも共に活動している名コンビです。
スガタさんは、そのほかにも、Ann、ELEKIBASSなどにも参加していて、有名なところでは、女性シンガー、SILVAのバックを務めたりもしていますが、まだぼくの知らないさまざまの仕事にも関わっていると思いますので、詳しくはライブのときにでも本人に聞いてみてください。きっと気さくに話してくれるはずです。とてもスガスガしい性格のスガタさんです。
そして、On guitar、河野ハイジ(コオノハイジ)。
アルバム『KOSMIC』収録の"QUESTIONS"と"INDEPENDENCE DAY"でギターソロを弾いてくれているのは彼です。今回、ライブのためにバンドを結成するにあたってまず声を掛けたのも彼でした。
とにかくいいギタリストで、歌をけっしてジャマしない絶妙のバッキングにくわえて、ソロをとっても素晴らしい。ぼくはもともとギタリストなのですが、彼に思う存分バンドの中で泳ぎ回ってもらいたいと思ったのが、今回ベースに転向しようと決めたきっかけでした。
スガタさんと一緒に参加しているnoom、FULL SWINGのほかに、videobrother、ナガサカマサシ&夢見る港などでも活動しています。こちらの方も、まだまだぼくの知らないプロジェクトに関わっていると思いますので、ライブ会場でぜひ声を掛けてみてください。いいギタリストであるうえに、めったにお目に掛かれないほどいい奴です。きっといい気分にさせてくれると思います。
ぼくが初めて彼らの演奏に接したのは、長坂雅司(ナガサカマサシ)というシンガーソングライターのライブを観に行ったときでした。そのバンドは、その後noomと名乗ってアルバムを一枚発表し、リバティベルでのソロ時代を終えてバンド編成でライブを始めたKOSMICと、なんどか一緒にライブもさせてもらっていました。彼らのステージを観ながら、なんて素敵なバンドだろうと聞き惚れていたものです。
あのとき見ていた二人が、いま自分と同じステージに立って、同じバンドで演奏しているのですから、時の経過というのは不思議なものです。そして、ぼくは本当にラッキーだと思います。
長坂雅司は、いま、ナガサカマサシ&夢見る港というプロジェクトをメインに活動しています。
ぼくは日本の音楽を聞くことがあまりないので、日本のミュージックシーンにおいてどうこうということはよく分かりませんが、彼の作る音楽は、洋楽に親しんできた耳にはすこぶる心地のいい音楽です。なによりも曲作りを大切にしていて、しかもバンドで演奏したときのアンサンブルのセンスの良さが抜群。いったいどうやってメンバーに指示を出しているんだろうと思うくらいです。ぜひチェックしてみてください。
さて、KOSMIC、10月のライブは二本あります。
O-nestの方はドラム+ベース+エレギのエレクトリック編成で、踊りたい人向け。SMiLEの方はドラム+アコギ+エレギのアコースティック編成で、じっくり聞きたい人向けです。もし両方来ていただければ、今年いっぱい乗り切れるほどのビッグなエナジーを注入できること、お約束いたします!
明るいニュースの少ない昨今です。
音楽を、生活を照らす光にしてください。
ありがとうございました。
Open : 18:30 / Start : 19:00 (KOSMICの出番は21:10頃)
Ticket : ¥2000 (前売) / ¥2500 (当日) +1ドリンク (¥500)
Line Up : Za Feedo / YakYakYak / KOSMIC / eimie
Address : 渋谷区円山町2-3 6F
Tel : 03-3462-4420
Website : http://shibuya-o.com/nest/2014/10
0pen : 19:00 / Start : 20:00
Charge : ¥1000+1ドリンク (¥500)
Line Up : KOSMIC / 無人島レコード
Address : 渋谷区宇田川町11-11 柳光ビル本館3階
Tel : 03-6416-3998
Website : http://udagawasmile.com