2015年7月24日金曜日

カンボジア・チャリティ・ロックフェスvol.1 SUMMER 2015 in YOKOHAMA

まっすーとKOSMICとミサエ Photo:Michiyo Namura


まさかこんなかたちで横浜に戻って来られるとは、思ってもみなかった。

中学二年の時に転校して以来、横浜を訪れることは数年に一度、祖母を訪ねる時くらいのものだった。

その祖母も3年前に他界した。

同窓会に参加したこともない。
招待状が届くことはなかったが、たとえ受け取ったとしてもきっと参加しなかったろう。

二人の幼なじみとの26年ぶりの再会劇からはじまって、少しずつ計画を膨らませ、賛同者を募り、告知をしてきたこのチャリティフェス・イベント。蓋を開けてみればなんと165人もの人にお越しいただくことができた。

たった3人からはじまったことが、165人である。

まずは、出演者を集め、会場を紹介してくれ、賛同者を募ることに帆走し、広告を打つことにも余念のなかった幼なじみの一人、中村美佐江さんに感謝したい。

おつかれさまでした!

ミサエ Photo:Tomoko Arima


今回の出演者、MarcyさんMoconyさんは彼女が足しげくライブに通っているアーティストであり、多田沙織さんは彼女が経営しているレンタルドレスショップByMagic働いている。

美佐江さんが挙げた声に賛同してくれた民芸雑貨店HAYA-HAYの川初さんは、アクセサリーなどのこの日の売り上げをすべて支援金に回してくださった。現在カンボジアに在住の川初さんからは祝電もいただき、会場で読み上げられた

物販コーナーを担当してくれたByMagicの従業員メンバーたちにも、この場をお借りしてお礼を申し上げたい。

本当におつかれさまでした!


Photo:Daiki Hoshino


大好評だったヘナタトゥーのブースを出してくれたNayominさんは、売り上げをすべて支援金に回してくれただけでなく、会場で挨拶もしてくださった。


Photo:Daiki Hoshino


そして、もう一人の幼なじみ、増田博道(まっすー)。


まっすー Photo:Daiki Hoshino


彼がいなければ、そもそも何もスタートしていない。

「コズミの好きなようにやるといいよ」
それが、ぼくがこの企画を持っていった時に彼が言った言葉だ。

本当に好きなようにやらせてもらったよ。

「カンボジア・チャリティ・ロックフェス」は、増田博道が携わるカンボジアに学校を建設する活動マーケットトラスト「やくそく」プロジェクトをより多くの人に広めるために企画したイベントである。

フライヤーのデザインを担当したのは、ナムーラミチヨさんと中村ルミさん。






ナムーラさんには、会場に自作のカンボジア地図を貼り出したり、会場づくりの面でも力を貸していただいた。

お声を掛けるのが開催日間近であったにもかかわらず、こころよく出演を引き受けてくれたフリーアナウンサーの藤井裕子さんからは、演出の面でも有益なアドバイスをいろいろといただくことができた。


藤井裕子 Photo:Daiki Hoshino


スクリーンに流されるスライドショーを作成してくれたのは、カンボジア道中記のライターでもある星野大起さん。
ステージで演奏しながら見えるカンボジアの子どもたちの顔は、会場を埋め尽くすみなさんの顔とひとつになって、演奏者の胸を打った。

カンボジア視察旅行の際に同行してくれたJHP学校をつくる会の木村晋也さんからは、祝電とともに、カンボジア人音楽教師による国歌独唱を録音して送っていただいたので、会場のBGMでかけさせてもらった。

「カンボジアに行って子どもたちに音楽を教えたい!」と仰ってくれたミュージシャンMOTO-Gさんからの祝電もうれしかった。

会場である7th Avenueの中西さんは、本当に親身になってこのイベントをともに考えてくれるナイスガイで、いろいろな面でフォローしてくれた。

まるで漫才コンビのようなまっすーとたやまんの挨拶も楽しかった。


まっすーとたやまん Photo:Daiki Hoshino


そしてわき起こった狩野コールからの狩野さん登場。


まっすーと狩野さん Photo:Daiki Hoshino


狩野さんは言葉少ない中にもリアルなお人柄の滲み出る方だった。この日、ぼくははじめて狩野さんにお会いした。

「やくそく」プロジェクトは、狩野氏が娘とやくそくしたカンボジアに学校を建てようという夢を10年越しで実現したプロジェクトである。現在、二校目を検討中。

そして、出演者のみなさん。
多田沙織


多田沙織 Photo:Tomoko Arima


Mocony


Mocony Photo:Tomoko Arima


KOSMIC


KOSMIC  Photo:Daiki Hoshino


MIGHTY POPPA


MIGHTY POPPA  Photo:Daiki Hoshino


みなそれぞれに、それぞれの思いを抱いて見せてくれたパフォーマンスだったと思う。

みなさん、最高のステージをありがとうございました!

そして、なによりも、会場に集まってくれたみなさん。


Photo:Daiki Hoshino


この日の真の主役は、みなさんだったと思う。

横浜の地元パワー。凄まじかった。
あそこまで盛り上がれるオーディエンスを前に演奏できたことは、ミュージシャンとして感無量だった。

ご来場くださったみなさん、本当にどうもありがとうございました!


*みなさんからいただいたチケット代と募金箱に入れていただいたお金は、当初、バンティアイチャックレイ中学校に通う子どもたちの文房具を買うための費用にする予定だったが、予想を大きく上回り、5、6校分の文房具を買えそうな額にまでのぼった。もう一度どういうかたちで子どもたちを支援するのが一番いいのかを考えなおしたうえで、今回の支援金の正確な総額とともに、みなさんからお預かりしたお金の使い道について、また後日レポートしたいと思う。

この日、いくつもの曲が演奏された。
そして、最後に歌った「イマジン」のしめくくりは、

“And the world will live as one”

「世界はいつかひとつになるだろう」

である。

世界は、もちろん、ぼくらがあんなに楽しい夜を過ごしても、まだひとつにはなっていない。

でも、ぼくらはあの日、あそこで、かなり近いところまで行けたのではないだろうか。

思い返せば、ほんのひと時のできごとだった。
夢だったのかもしれないと思うほどだ。
最高の時間だった。
大変だったけど、やった甲斐はあった。

「カンボジア・チャリティ・ロックフェス」はこれで終わらない。
「ぼくたちの革命は、まだはじまったばかりだ」
第二回目は東京で開催する予定である。
第三回目は、横浜で一日野外フェスにする計画もある。
次回はぜひカンボジアの方々を会場に招待したいと思っている。

みなさん、第二回が開催された時には、ぜひまた足を運んでください。

そして、「やくそく」プロジェクトと「カンボジア・チャリティ・ロックフェス」をこれからもどうぞよろしくお願いします。

ありがとうございました。

1.
2.紫陽花
3.the rose (Bette Midler)
4.無責任
5.True or False

1 Time After Time / Cyndi Lauper
2 Story / AI
3 Heal the World / Michael Jackson

1 OL’ TOWN STREET PARADE
2 RADIO MOTHERSHIP
3 MIDNIGHT ZOO
4 SWEET TOUCH OF LOVE (Allen Tousaint)
5 OUT INTO SPACE
6 WHAT IS LIFE
7 QUESTIONS
8 MR. FREEDOM
9 (WHAT’S SO FUNNY ‘BOUT) PEACE, LOVE AND UNDERSTANDING (Nick Lowe)

1 Hot 'N' Nasty / HUMBLE PIE 
2 Separate Ways / JOURNEY
3 Ready For Love / BAD COMPANY
4 Bark At The Moon / OZZY OSBOURNE 
5 Bye Bye / BLUE MURDER
6 Dreams / VAN HALEN